今回の記事では私の出産立会の状況をまとめた記事となります。今後、奥さんの出産に立ち会う予定と方は参考にしていただければと思います。
2024年8月24日に無事出産!
当初の出産予定日から10日ほど早い出産となりましたが、2024年8月24日元気な男の子が生まれました。(右上の手は私の手です)
初産ということもあり夫婦ともども期待よりも不安のことが大きかったですがなんとか夫婦で乗り切ることが出来たと思います。
義理のお母さんからの破水の連絡(8月23日の23時ごろ)
妻は里帰り出産のため8月10日に実家に帰省しておりました。
9月3日が出産予定日でしたので私自身は仕事をしており、1週間前から有給休暇を取るつもりで、8月23日は引き継ぎや残っていた仕事にバタバタしていました。
朝には妻からLINEで
ちょっと前駆陣痛みたいな症状があるかも…
15分おきにお腹の張りと生理痛みのような鈍感が
と連絡を受けていました。その日はちょうど義理の母も仕事が休みだったこともあり、何かあれば身近に大人がいる安心感はありました。その後、日中も些細な連絡のやり取りを妻としており、仕事も終え一人でマンションにいました。
そんな日の夜にトイレから戻ってくると義理のお母さんからの不在着信がありました。
ん?お母さんから電話?こんな時間に珍しいな
これはもしや・・・
折り返しの電話をかけると
破水を疑って病院に電話をするとやっぱりそうみたい。
これから娘(妻)を連れて病院に向かうので急いで病院に向かってほしい
とのことでした。予定日よりも少し早かったですが陣痛が起きたときに持っていくものをカバンにまとめていたこともあり、1泊分の用意をしてマンションを飛び出しました。
いつ呼ばれてもいいように、出産予定日が近づいてきたら「陣痛の持ち物リスト」を作っておくことをおすすめします。
義理のお父さんに送ってもらい病院に到着(24日の1時ごろ)
破水の連絡を受け、生活していたマンションから義実家方面へ。急いで出ていきましたが、病院の最寄り駅までの電車は無く、義実家の最寄り駅まで電車で移動。そこから義理のお父さんに車で病院まで送ってもらいました。
病院は夜間対応のため警備員さんに誘導されるがまま病室へ。破水後から妻の付き添いをしてくれた義理のお母さんとここでバトンタッチ。妻は病院のパジャマに着替えており、LDR室(陣痛から産後まで移動せずにお産できる部屋)で横になっていました。このときはまだ陣痛の痛みなどはなくリラックスした雰囲気でした。NSTと呼ばれる分娩監視装置を腰回りに取り付けており、赤ちゃんの心拍とママのお腹の張り(子宮収縮)を数字で確認できるような状態でした。
上段:赤ちゃんの心拍 下段:陣痛の痛みを数字化したもの
自然に陣痛が始まるのを待つ(24日の8時ごろまで)
私は病室の横にあるソファで横になりつつ、妻が痛みに苦しんでいたら腰をさすったり、喉が乾いたらお茶を飲ませたりと基本的に30分おきくらいに起きてはサポートを行っていました。
夜勤の助産師さんもいますが常に病室にいるわけではなく、「また数時間後に来ますね〜」といったかんじで想像していた以上に部屋にいない時間が多かったように感じます。
また私たちの病院ではLDR室が同じ階に6部屋ほどあり他の部屋の妊婦さんの声も聞こえてきます。
6時から7時半ごろにかけては別の部屋から
痛い痛い痛い!もう無理!
もうやめたい!痛い痛い!
と「この世の終わり」という言葉に相応しい悲痛の叫び声が聞こえてきました。文字だけでは伝わりにくいと思いますがこの叫び声のせいで妻も私も眠ることができず、本格的な陣痛が始まったら「ここまでになるのか・・・」とプレッシャーを感じることになりました。
どこの病院も同じかもしれませんが病院を選ぶ際には
- 部屋の遮音性、防音性
- 助産師さんがどのくらい付き添ってくれるか
この2点を確認してみてください。病院選びのポイントになるかもしれません。
陣痛促進剤の投与(24日の11時ごろまで)
8時より少し前の時間に担当のお医者さんが病室に来て
破水しているということは赤ちゃんを覆う羊水が少なくなり感染のリスクが高まります。
子宮口を見ると開きも小さく硬いことから1時間おきに陣痛促進剤を投与して
分娩を誘発する処置を行います。
とのことでした。8時から1時間に1度薬を飲むことで陣痛をより強くするものです。
促進剤が効いてきたのか9時頃には今まで感じてなかった痛みに妻は苦しみ始めました。少しでも力になればと左手で腰をさすりながら右手で団扇を仰ぎ妻をサポートしてました。8時頃まではあまり痛みも大きくなかった妻ですが促進剤を投与する毎に痛みが強くなってきました。
私は夜中から病室にいましたがそれ以外の人の面会は10時からだったため、陣痛促進剤が効き始めた9時過ぎから義理の両親が来るまでは1人で心細く、
妻はこんなに痛みに耐えているのに男はこんなことしかできないのか
と感じ、妻を見ながら無力な自分が情けなく一人で涙していました。
10時過ぎに義理の両親が到着して、買ってきていただいた朝ご飯を食べて本格的な陣痛に備えていました。義理のお母さんと交代交代で病院でお借りしたテニスボールで腰を押さえたりしていました。
出産するまで(24日の13時ごろ)
NSTを見ると数字が大きくなって陣痛が大きくなっているのがわかっており、妻の苦しむ様子も徐々に大きくなっていきました。助産師さんからは10時頃に「後2,3時間で赤ちゃんに会えますよ〜」と聞いていたものの妻の体が心配になる一方でした。
時間が経つに連れて妻から
痛い痛い!
と叫ぶ声も大きくなってきました。それに加えて横になっていた姿勢からお産に向けてリクライニングを上げる姿勢を取るとさらに痛みが増してきました。助産師さんからは「陣痛が強くなったら深い呼吸を促して腰を押してください」と私に頼み、これまた部屋にいない時間が多かったように感じます。
さらに時間が進むとお股をM字の用にした状態(バスタオルで隠して)で妻がいきむタイミングで恥骨あたりを押し返してほしいという助産師さんの指示のもと私も一緒にお産に挑むという感覚でした。
このような状態を何度も繰り返していると13時前に担当のお医者さんがやってきて
もうすぐ産まれそうなので最後のお産の体制に移ります
ということで複数の助産師さんの準備のもと赤ちゃんが出てくる最終準備を始めました。
私は妻の頭の左側後方に立ち、妻に声をかけながらその時を待っていました。
そして、13時11分に無事に赤ちゃんと会うことができました。
私自身はお医者さんの「もう頭が出てきたよ」という声が聞こえた瞬間に涙が溢れ、赤ちゃん自身は出てきた瞬間から大きな声で泣いていました。元気に生まれてきた赤ちゃんと頑張った妻に「ありがとう。お疲れ様でした」と声をかけるのでした。
最後に
これから出産を迎えるにあたり立ち会うかどうか悩まれている旦那さんも多いかもしれませんが、奥さんが嫌がらないのであれば「立ち会うべき」です。
お互い初めてのことでうまくいかないことも多いかもしれませんが、二人で力を合わせてお産に挑むことがこれからの夫婦関係をよくすることに繋がると考えます。「産後の恨みは一生の恨み」とも言いますがこれを二人で乗り切ることができれば「産後の恩は一生の恩」になるかもしれませんね。
私自身は初産の立会ということで家族や知人、SNS等で色々調べ上げた結果、立会時にやりたいことはやりきれたと思ってます。
妻にあとになって「俺の出産立会のサポートどうだった?」と聞くと「良かった」と言ってもらえたのでよかったです。
奥さんから言われてことをやるだけではなく自発的に色々調べて行動することが今後の夫婦生活ないし家族でのいい生活に繋がるのではないでしょうか!
以上、クッパパでした〜
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